肺癌(2016年9月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
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肺癌

 肺癌は、2014年の癌による死亡者数の統計で男性1位、女性2位となり、死に至る可能性が高い癌です。肺癌になる患者さんの数は、胃癌や大腸癌、乳癌に比べて少ないことからも、肺癌は死亡率が高い病気だということがわかります。

 肺癌は、初期段階では自覚症状が現れないことが多く、咳や痛み、血痰などの症状で来院された時にはすでに進行しているということが少なからずあります。また、一般的に健診で行われている胸部レントゲン検査では、早期の肺癌は発見しづらいこともわかっています。早期発見のためにはCT検査が有用とされています。

 肺癌の治療法には、主として手術、抗癌剤、放射線があります。早期の癌であれば、手術単独で5年生存率が90%以上とされており、完治が期待できます。また近年では、当科でも施行している「完全胸腔鏡下手術」が主流となっており、患者さんに与えるダメージが少ないため、術後早期の退院、社会復帰が可能となりました。

 早期に発見できれば治療の選択肢も多くなります。積極的に検査を受けましょう。



名古屋市立東部医療センター
呼吸器外科部長
 水野 幸太郎

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