女性の尿失禁(2016年7月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
このページでは、過去の掲載分を紹介しています。
なお、記事の内容、肩書等は掲載時のものです。
千種ホームニュースについてもっと詳しく知りたい方(外部リンク)

女性の尿失禁

 尿失禁(尿漏れ)で悩む女性はたくさんおられると思います。
 女性の尿失禁には、大きく二つの漏れ方があります。
 一つは、急に尿意を感じ、トイレにつく前に漏れてしまう「切迫性尿失禁」、もう一つは、咳やくしゃみをした時、または重いものを持った時などに尿が漏れてしまう「腹圧性尿失禁」です。尿が漏れると困るので、外出がおっくうになったり、仕事や家事に支障がでたりと、尿失禁は女性の日常生活を著しく損ない、自信を持って生活することができなくなることもあります。

 いずれの尿失禁も治療可能ですので、勇気を出して専門機関を受診することを勧めます。切迫性尿失禁は、膀胱の神経が過敏になっていますので、それを抑える薬を内服することにより、尿を漏れなくすることができます。また腹圧性尿失禁は、尿道を支える筋肉のゆるみが原因ですので、その筋肉を鍛える骨盤底筋肉体操(肛門や膣をぎゅっとしめることを繰り返す体操)や、場合によっては手術で治療することができます。

 当院では毎週木曜日に女性泌尿器科専門外来を行っています。尿失禁でお悩みの方は、ぜひ一度お越しください。

名古屋市立東部医療センター
第二泌尿器科部長
 池上 要介

[このページの先頭へ]