腎臓を知ろう(2016年2月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
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腎臓を知ろう

 腎臓は尿を作る器官で、体内の水分量を調整したり、老廃物を排出したりします。

 たんぱく尿があるか、あるいは腎臓の機能が低下した状態(腎臓の働きを表す糸球体ろ過量(GFR)が60ml/分/1.73平方メートル未満にまで低下した状態)が3か月以上続いている場合を「慢性腎不全(CKD)」といいます。

 CKDは腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎臓移植)が必要となる場合があるだけでなく、心筋梗塞や脳卒中の重大な危険因子となります。
日本の成人の約8人に1人がCKDであることが分かっており、新たな国民病であるといっても過言ではありません。しかし、自覚症状に乏しいため見過ごされやすく、CKDであることに気が付いていない方が多いのです。

 高齢、高血圧、糖尿病、高脂血症などのある方、また喫煙者、メタボリックシンドローム、肥満などの状態にある方は注意が必要です。
 
 腎臓が気になったら、健康診断や医療機関での血液・尿検査を受けてみてはいかがでしょうか。


名古屋市立東部医療センター
腎臓内科部長
小野 水面

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