ぢっと手を見る(2015年6月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
このページでは、過去の掲載分を紹介しています。
なお、記事の内容、肩書等は掲載時のものです。
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ぢっと手を見る

 皆さんご自分の手を握ってみてください。さらにぎゅっと強く握りしめると、人差し指から小指にいくほどこぶしの部分の関節が深く曲がっていることがおわかりになると思います。その他にも、普段何気なく使っている皆さんの手は、様々な動作を最も行いやすいように絶妙なしくみで作られているのです。
 そんな「手の治療」が私の専門です。しかしケガや骨折はさておき、手の疾患の多くはこれくらいと後まわしにされる方が少なくありません。ようやく病院にかかっても、手術のお話をすると、死ぬわけじゃないからとまた我慢される方がいらっしゃいます。
 確かに手術と聞くと一生に一度あるかないかの大事で、誰でも心配や不安でいっぱいになります。ですが今はクオリティオブライフ、健康寿命が問われる時代です。快適で健やかな日々を送ることに積極的になってみてはいかがでしょうか。

  はたらけど
はたらけど猶わが思い伝わらず
ぢっと手を見る

なんとか思いを伝えようと今日もじっと手を診ています。

名古屋市立東部医療センター
第二整形外科部長
 千田 博也

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