デング熱(2015年5月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
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デング熱

 これまであまりなじみのなかった病気ですが、昨年の騒動でこの“デング熱”の名前を記憶されている方も多いかと思います。
デング熱は蚊が媒介する感染症です。デングウイルスは、蚊の卵の中では越冬できないといわれていますが、実験では冬を越すことも可能であるというデータもあります。今年も日本で流行するかどうかは不明ですが、厚生労働省は今後の流行に備えて「蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針」を作成しました。
 デング熱にかからないためには、蚊に刺されないことが第一です。草むらなど蚊の出やすいところへ出かけるときには、長袖のシャツを着用し、防虫スプレーや蚊取り線香を使うことが効果的です。また蚊の幼虫(ボウフラ)を発生させないように、戸外に空き缶などを放置せず、植木の受け皿やシート等にも雨水がたまらないようにする工夫が必要です。
 蚊に刺された後に発熱した際には、近くの医療機関にご相談ください。


名古屋市立東部医療センター
第一消化器内科部長
感染症科部長
 長谷川 千尋

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