腹八分目のおすすめ(2015年3月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
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”腹八分目”のおすすめ

 糖尿病患者は950万人程いると推定されていて、代表的国民病の一つとなっています。この病気の恐ろしいところは、ほとんど症状がなく進行し、症状が出るのは最後になってからというところです。また、慢性疾患であるので、治癒することはなく、治療は制御(コントロール)することで、一生涯お付き合いしなければなりません。
 では治療はというと、なぜ血糖値が上昇するかということから逆算して考えてください。そうです。“食べること”=“食事療法”が治療の基本です。大部分の糖尿病患者さんは食べ物を前にした瞬間、“食べない”という選択肢が消滅してしまいます。「お腹がすいていないから食べない。」これだけでもずいぶんと違ってきます。本質が食べすぎで生じる病気のため、決して大きな病院でなければ治療できないといった状態になることはありません。かかりつけ医の先生と相談しながら、自分の体のために、“食べること”を最大限に意識して治療を続けましょう。



名古屋市立東部医療センター
内分泌内科部長
赤尾 雅也

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