腹腔鏡下手術について(2014年4月掲載)

名古屋市立東部医療センターでは、千種ホームニュースに「紙上市民健康講座」を連載しています。
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腹腔鏡下手術について

腹腔鏡下手術とはお腹を大きく切開する開腹術と違い、小さな傷(5~10mm)を数か所開け、その穴から内視鏡という細いカメラおよび鉗子(操作器具)を用いて手術を行う方法です。
近年各診療科で広く行われており、外科では胃、大腸、胆嚢、泌尿器科では腎臓、前立腺、膀胱、産婦人科では子宮、卵巣などの様々な疾患が対象になります。
腹腔鏡のメリットは傷が小さく目立たない、痛みが少ない、退院や社会復帰が早いことが挙げられます。
一方、デメリットとしては手術時間が長いこと、技術を要し難易度が高いためすべての病院で行われているわけではないこと、腹腔鏡特有の合併症があることです。
手術技術に関しては学会で技術認定制度が設けられ、一定レベルの技術の保証を行っています。
最近では傷が一つだけで済む単孔式手術が導入され、またロボット支援手術も前立腺癌では保険適応となっています。
今後益々発展する腹腔鏡下手術にご注目ください。

名古屋市立東部医療センター
副院長(内視鏡下手術センター長)
村上 勇

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